熊谷で一日遊んできた模様を東レファンのために報告する。

埼玉アザレアが東レアローズを招いて行う恒例の交流試合(PDF)が、今年は7月15日、熊谷市民体育館で開催されます。前売りは予約制ですが、試合当日15時まで申し込み可能との変更があり、予定が直前まで決まらない人も観戦しやすくなったのではないでしょうか。

さて、熊谷市は埼玉県の北部に位置し、Vリーグオールスターの会場だった深谷市と隣接しています。筆者は熊谷市の女子ラグビーチーム「ARUKAS QUEEN KUMAGAYA(アルカス熊谷)」を応援しており、イベントで何度か足を運んだことがありますが、東京都心部からJR高崎線で1時間少々。結構、遠いです。
遠路はるばる来てもらうんだから、試合以外のことも楽しんで欲しい。そんなおもてなしの心がアザレア首脳陣にあれば……と思うところなんですが、残念ながらこれまで、そういった気の利かせ方をしたことがほとんどありません。まして熊谷なんかフランチャイズでもないから、「実は私……海岸線、あるんだ」と言っても、「ふーん」で流されるんじゃないでしょうか。

「仕方ない、アルカスのファンとして、ここはひとつ熊谷のおすすめスポットをですね」と思い立ったものの、実は自分も駅とイベント会場(ホテルガーデンパレスマロウドイン熊谷)の往復だけで、ほとんど熊谷の街を歩いていないことに気づき、「これはいかん」とさっそく遊びに行ってきました。遠征してくる東レファンや、埼玉県民だけど熊谷のことはよく知らないアザレアファンの方々にとって、試合前後の寄り道の参考になれば幸いです。

■とにかく暑い

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夏の熊谷といえば、「今日は全国的に気温がぐんぐん上がり」で始まるような、酷暑ニュースの常連としてご存じの方も多いかと思います。2007年8月には当時の観測史上最高となる最高気温40.9℃を記録(2013年に高知県四万十市が更新しました)。この頃から、暑さと熱中症対策を市のアピールポイントとしてきました。

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市内の老舗百貨店八木橋の入り口には、40℃超えにも対応できる大温度計を掲出しています。なおこの大温度計、今年限りで引退の予定だったのですが、リニューアルして来年以降も続けることになりました
なお八木橋には、アルカス熊谷所属で7人制ラグビー女子日本代表(サクラセブンズ)の桑井亜乃選手が勤務しています。

筆者の訪れた7月5日は台風一過で概ね晴れており、最高気温は34.2℃でした。
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熊谷市街地、日陰が少ない。建物が低いからかなぁ、市街地散策をしようとすると真上から日光が常時突き刺さってくるような感じ。熊谷駅と八木橋の間(1.2km程度)を往復するだけでも体力が半減しました。呼気よりも吸気の方が暑いんじゃないかこれ。熊谷駅の冷却ミストの威力を実感できます。
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市として「クールシェア」を訴えており、気分が悪くなったら気兼ねなく公共施設などで休憩をとりましょう。市役所のロビーも28℃設定なんてことはなく、がっつりクーラーが効いてました。

試合会場の熊谷市民体育館は、影がかかるスペースがあまりありません(16時ごろ撮影)。
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暑さ対策日本一を掲げる市なので、開場前でも何らかの対応をしてくれることを期待したいですが(しかし主催はあまり気の利かないアザレアである)、開場待ちや出待ちをする予定の方は、天気が良さそうなら日傘や帽子など日差し避けになるものと、水分をきちんと用意しておきましょう。

熊谷市民体育館
〒360-0036 埼玉県熊谷市桜木町2丁目33−5 地図
048-521-0219

熊谷駅南口から体育館までは350m。駅近ですが、道中日陰は少ないです。
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■名物「雪くま」を食らう(前半)

さてそんな暑い暑い熊谷市は、地元のおいしい水を使ったかき氷を、「雪くま」という名称でブランド化しています。今夏は29店舗が参加。熊谷駅の観光案内所などで、クーポン付きの食べ歩きマップを配布しているので要チェックです。

筆者も食べ歩いてきたのでご紹介します。
・PUBLIC LOUNGE(パブリックラウンジ)
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オレンジみるく(750円)
八木橋百貨店7階にあるカフェです。ふわふわの氷の上に、甘酸っぱくちょっぴりほろ苦いオレンジの味がぎゅっと凝縮されたシロップがかかっています。てっぺんと氷の下には刻んだオレンジ果肉。お好みで練乳をかけていただきます。柑橘類好きにはぜひ食べてもらいたい。
こちらではこのほか、抹茶あずき(850円)とみるくあずき(800円)があり、加納岩の桃を丸ごと使ったラグジュアリーな雪くま(1500円)も、桃が入り次第提供される予定です。
八木橋では、同じフロアの「特別食堂」でも、マンゴー雪くまアイスシャーベット添え(750円)を販売しています。

PUBLIC LOUNGE 10:00~19:00(18:00OS)
〒360-0047 埼玉県熊谷市仲町74 八木橋百貨店7階 地図
TEL 048-501-8895

なお、「日射しに負けて八木橋まで歩けない……」という方、路線バスで熊谷駅から百貨店向かいの「熊谷寺(ゆうこくじ)」まで片道100円なので、それを利用すると便利。ゆうゆうバス(コミュニティバス)も本数は少ないけれど走っています。

・小山食堂
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用水路のある星川通り沿いに位置する、レトロな食堂です。定食メニューも豊富。
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ブルーベリーミルク(450円)
地元産ブルーベリーの手作りシロップとミルクを使い、丸く盛った氷の上にブルーベリーの実をトッピング。ミルクと絡んだ氷がふわっととける優しい甘さ。ブルーベリーの酸味とマッチします。駅から近く、値段もお手頃なのが嬉しいです。
メニューをメモするの忘れていたのですが、ほかにキャラメルミルクなどと、普通のかき氷も提供しています。

小山食堂 11:00~18:00
 〒360-0043 埼玉県熊谷市星川2丁目30 地図
TEL 048-521-4160

・慈げんkuma_10
こちらは「雪くま」のお店ではないのですが、全国的な知名度を誇る人気店です。開店前に1日分の整理券を配布しており、天気の良い休日となると早い人は6時に並び始め、9時半を過ぎると券がもらえないことも。体育館に並ぶ前にかき氷に並ぶ勢いのある方は、早起きしてトライしてみてください。整理券配布状況などはお店のTwitterで随時発信しています。
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レモンミルクヨーグルトにすもも(1058円)
とにかくメニューが豊富で、ジャガイモを使ったものやカレー味など一風変わったかき氷も提供しているそうです。フルーツも種類がたくさんあり、この日は桃やメロン、あんずなどがお品書きに並んでいました。氷が舌の上で消えるような、柔らかい食感は随一。色も鮮やかでしっかり甘くて酸っぱいスモモのシロップと、レモン・ヨーグルト・ミルクの3種類の味のバランスが良く、「スイーツを味わってるなぁ」という満足感たっぷりの一皿です。

慈げん 11:30~17:00(最終入店)
〒360-0047 埼玉県熊谷市仲町45 地図
TEL 048-526-1719

雪くま食べ歩きの続きはこの記事後半で!

■ラグビーの街

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今回の交流試合、熊谷開催というのが意外でした。アザレアの本拠地である坂戸・川越市からは離れているし、深谷市のようにバレーボールに特別縁が深いというわけでもありません。熊谷市が今一番熱を上げているスポーツの話題といえば、もちろんこれです。
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バレーファンの方、もしかしたらご存じないかも知れませんが、2019年にラグビーワールドカップが日本各地で開催されます。毎年何らかの世界大会を国内で開いているバレー界からしてみれば「何を大騒ぎしてんの」と思われるかもしれませんが、ラグビー界的にはすごいことなんです。
高校の強豪校があったこともあり熊谷は昔からラグビーが盛んで、1991年に熊谷ラグビー場が完成し、2000年からは高校三冠(バレーで言う春高、国体、インターハイ)の一つ、春の選抜大会が開かれています。そんなこんなで「ラグビータウン熊谷」を掲げるに至っております。
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熊谷駅北口のモニュメント。
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市役所には2019年W杯に向けた展示コーナーが。庁舎案内の横のモニターでW杯の大会PV流してました。

熊谷市役所
〒360-0041 埼玉県熊谷市宮町2丁目 地図

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熊谷ラグビー場AグラウンドはW杯に向けて拡張工事中です。

熊谷ラグビー場
〒360-0004 埼玉県熊谷市上川上810 地図

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熊谷駅改札内にはどういうポーズが正解なのかよくわからない記念撮影スペースもあるよ。

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そんなラグビーの街で、シンボルチームとして活動しているのが「アルカス熊谷」です。7人制・15人制ともに日本代表選手が多数在籍しており、発足4年目ながら国内の女子ラグビーを牽引する存在になっています。
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市役所も懸垂幕を掲げて応援。なお熊谷市役所には、アルカス熊谷所属で15人制ラグビー女子日本代表(サクラフィフティーン)として8月の女子W杯に出場の期待がかかる末結希選手が勤務しています。

というわけで2019年W杯と、8月に熊谷市で開催されるパナソニックとニュージーランドの強豪チームとの交流試合とでわーっと盛り上がってる中ですが、それでも熊谷市民体育館はアザレアの試合ポスターを貼ってくれていましたよ!
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■国宝の寺院に詣でる

kuma_21ラグビータウンの縁の場所を巡る、というのはちょっとマニアックな遊び方なので、正当派名所の文化財をご紹介します。

熊谷駅から路線バスに揺られること30分、市内北部の妻沼(めぬま)地区にある高野山真言宗の寺院「妻沼聖天山(歓喜院)」に来ました。平安時代末期に斎藤実盛が開いたとされており、1670年に火災で焼失。1735年から1760年にかけて再建されました。現在、本殿は国宝に指定されています。ご本尊は特に縁結びの霊験があらたかだそうです。
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境内の参拝は自由ですが、本殿のみ拝観料700円が必要です。
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ご覧の通り、色鮮やかで精緻な彫刻群が見どころ。これが本殿の外側3面を取り囲んでいます。
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動物もたくさんいるので探してみよう。10時から16時まで、1時間ごとにボランティアガイドによる解説もあります。

妻沼聖天山 歓喜院聖天堂 本殿拝観は10:00~16;00
〒360-0201 埼玉県熊谷市妻沼1627 地図
TEL 048-588-1644

熊谷駅北口の路線バス乗り場6番から、妻沼聖天前、太田駅、西小泉駅行きバスで「妻沼聖天前」下車。妻沼行きバスで「妻沼下町」下車だと境内まで500メートルほどあります。行きは妻沼行き含めて10分に1本程度、帰りは妻沼聖天前なら15~20分に1本程度バスが来るので、比較的アクセスしやすいかと思います。バスを運行する朝日自動車のサイトもご覧ください。

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参道では和傘の無料貸し出しや、休憩所があります。暑さを満喫しながら歩くのもよろしいかと。

■名物「雪くま」を食らう(後半)

妻沼聖天山近くのお店をご紹介します。

・騎崎屋
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境内の仁王門のそばに位置するお茶屋さんです。
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いちごミルク(450円)
地元産イチゴをつかったシロップとミルクで彩られた氷に、冷凍した朝摘みイチゴをトッピング。見てこの鶏冠のようなしゅっとしたフォルム! さらっとした氷の舌触りが、イチゴとミルクのシンプルなおいしさを引き立てます。お店はクーラーがないのですが、木陰の涼しさの中で、鐘の音を聞きながら美味しいかき氷を食べる時間のなんと贅沢なことよ。雰囲気も含めて最高です。
時期によってメニューは変わり、いちごミルクはまもなく販売終了とのこと。ヨーグルトを使った酪イチゴ(500円)なども提供されています。

騎崎屋 10:00~17:00(売り切れ次第)
〒360-0201 埼玉県熊谷市妻沼1513 妻沼聖天様境内 地図
TEL 048-588-1665

店先ではガリガリ君やアイスクリームなども販売しているので、散策しながら食べるのも良いかもしれません。なおガリガリ君を製造している赤城乳業には、アルカス熊谷所属で末選手と同じくサクラフィフティーンの一員として8月の女子W杯に出場の期待がかかる田坂藍選手が勤務しています。

・大福茶屋さわた
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ワタシの子猫ちゃん(650円)
妻沼聖天山の近くの、古民家風の和カフェです。雪くま食べ歩きマップで「あ、この猫の顔のかき氷かわいい」と思ってお店まで行ったところですね。

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まさかの自分で作るタイプー! DIYかき氷ー! 耳はイチゴ、目は小豆、鼻は缶詰の桃かな。おヒゲはプリッツ、リボンはクッキー。
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……ネコもなんだか泣きそうだが私も自分の不器用さに泣きたいよ。別添えのイチゴシロップをかけていただきます。氷の底にもシロップと、小さなチーズ大福や桃が隠れています。
このほか、自分で作らなくてもいい、塩檸檬糀甘酒(650円)や甘露(550円)といった和風でお洒落な雪くまがあります。こちらでは雪くま食べ歩きマップの50円引きクーポンが使えます。

大福茶屋さわた 9:00~17:30(17:00LO)
〒360-0201 埼玉県熊谷市妻沼1537−2 地図
TEL 048-589-1124

■うどんを食らう

雪くまも美味しいのですが、このままでは炭水化物を食べないうちに一日が終わってしまう……。そんなときは手元の雪くま食べ歩きマップをばさっと裏返してみましょう。なんと熊谷うどんマップに早替わり! 熊谷市は埼玉県内で小麦の生産量が最も多く、市が雪くま同様ブランド化を進めています。かき氷の食べ過ぎでうどん屋を複数回ることはさすがにできなかったのですが、一押しのお店をご紹介します。

・熊たまや
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熊谷駅構内にあり、20時まで営業しているバレー遠征民にも便利なお店です。カウンター席のみなのでおひとり様でも入りやすい。入口で食券を購入してください。

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うどんを茹でるのに少し時間がかかりますが、この間にごまと唐辛子や麻の実、山椒などを好きなように混ぜてマイ七味を作ります。これが結構楽しい。なお筆者はVリーグオールスターゲームの帰り、腹ペコの状態で店に転がり込んでしまい、「七味を作り終える前に空腹で死ぬ」と思いながら混ぜてました。
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きのこつけ汁うどん(550円)
もちもちのうどんを付け汁にひたして、つるっといただきます。マイ七味を加えると香りが華やかになり、ますます食がそそります。また、卓上にある新鮮生たまごを一つサービスでもらえるので、付け汁にまぜて黄身に絡めて食べると甘みが深まって大変おいしい。たまごかけご飯セットもおすすめです。

熊たまや 10:30~20:00
〒360-0036 埼玉県熊谷市桜木町1丁目202−1 熊谷駅構内 地図
TEL 048-521-8908

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そんなわけで熊谷の良いところのごくごく一部を駆け足でご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。せっかくの遠征なので、美味しいものを食べたり珍しいものを見たりして、街のことを印象づけてもらえたらと思います。そして熱中症にはくれぐれもお気をつけて!

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