お小遣いの5000円札を握りしめてラグビー・ジャパンセブンズへ行ってみた。

【まえおき】
「週末はVリーグのビーチ男祭りだわ!」という華やいだ声がTLに溢れるのを「どうせ成績で足切りされましたよはいはい」といじけていた7月2日夜。日曜日=5日の予定をどうしようかと考えていたとき、たまたま目に入ったのが「ラグビー・ジャパンセブンズ@秩父宮」の文字。
7人制ラグビーの大会で、トップリーグや大学の強豪チームなどが集い日本一を決めるとのこと。優勝賞金100万円。

7人制は一度見て見たかったけど、当日雨降りそうだし、選手全然わからないし……と前向きではなかったのですが、大会公式FBページにアップロードされていた
【スペシャル映像「Disco Time!」】
と書かれたを何気なくぽちっとクリックしてしまったのです。

あ、これは行くしかない。わけわかんないけど行くしかない、と。

というわけで、手元にあった5000円札を握りしめて秩父宮へ向かうことを決めました。
予算5000円

【7月4日 午後9時】
天候に迷いつつも、前売りの自由席券を購入(2100円+発券手数料108円/当日券は2600円)。ついでにICカードを使う交通費(474円)もここで引いておく。
チケットと残金2318円
残り2318円。

【7月5日 午前10時半】
大会は午前9時20分スタートで、計27試合が予定されています。朝弱い自分は開始から1時間ほど遅れて秩父宮ラグビー場の最寄り駅に到着。コンビニでペットボトルの水(108円)を買う。残り2210円。
秩父宮ラグビー場入口
着きましたー。

【午前10時40分】
雨はやんでいたので、屋根のないバックスタンド最前列に着席。
バックスタンドから
日本一を決める大会なのにガラガラである。雨が悪い。
グラウンドでは予選2回戦が始まるところ。出場12チームが4グループに分かれて総当たりの予選リーグを行い、上位2チームがカップトーナメントへ。カップ初戦で負けたチームは敗者復活のプレートトーナメント、予選3位のチームはボウルトーナメントへ進む、という複雑? な方式です。
東海大-パナソニック
東海大-パナソニック。パナがフルボッコにされていた
7人制は3人でスクラム。スペースが広いので独走トライも多く爽快でした。初心者向けという評判も頷けます。
「適当に見ながらご飯食べたりうろうろしたりしよう」と思っていたものの、いざ席につくと7分ハーフで次々試合が始まり、なかなか目を離せない。

ハーフタイムには「日本一」にちなんで、過去の年間売上No.1のJ-POPが流れるのですが、
ヒットソングを紹介
年のチョイスがいちいち古いよ! 東海-パナの試合「ルビーの指環」かかってたよ!! 大学生なんか両親出会ってすらいない時期だよ!!

【正午】
この日一番、応援に熱がこもったのはパナソニックでも神戸製鋼でも帝京大でもなく、こちら。
女子セブンズ日本選抜
女子セブンズ日本選抜と、ニュージーランド・オークランド州女子代表のエキシビションマッチ。男子と同じ大きさのコートを走り続ける持久力と、相手をしっかりと倒そうとするタックルの力強さが理屈抜きに格好良かった。
中村知春選手
特に心惹かれたのがキャプテンの中村知春選手。いて欲しいところに必ず現れる走力、トリッキーなパスに目を奪われました。見事なノールックパスに痺れた。元バスケ選手だそうで納得のプレー。

【午後0時34分】
俺の重キタ―――(゚∀゚)―――― !!
重一生選手
自分が唯一顔のわかる帝京大・重一生選手登場。きゃあきゃあ言う。なおパナはこの試合でもボコボコにされていた

【午後0時40分】
そろそろ一度席を離れないと、このまま際限なく試合を見続けてしまう、と気付いてふらふらしてみる。
ウィダーinゼリーのブース
大会スポンサーの森永製菓・ウィダーinゼリーのブース。大会FBには選手向けの試飲と書かれていて、一般客がお邪魔してよかったのかわからず……。同じくスポンサーのエースコックも、来場者に先着でカップ麺プレゼントしてたらしい……先に教えて欲しかった……。


売店
メインスタンド側の売店。ホットフードとアルコールがあるだけで嬉しくなるVチャレクラスタ。ビールはもちろんプレミアムモルツ。
「秩父宮で飲み尽くそう!!」
そのプレモル、1杯700円が3000円で7時間飲み放題になるという企画も。返す返すも晴れたら良かったのに。

それと、面白いなと思ったのがこのTwitter企画。ハッシュタグ「#ジャパンセブンズ」をつけてスタンドからの写真をツイートすると、ドリンク50円引きチケットが協会スタッフアカウントからDMで届くそうです(自分はアカウントの不具合で参加できなかったorz)。投稿された写真は大型スクリーンで紹介。SNSリテラシーの面で気になる部分はありますが、場内の楽しい様子を発信してもらい、会場にいる人しか使えない特典を返すという発想は良いな、と。「応募条件 ファイナルご来場者様のみ」でハッシュタグツイートを求めたV機構さん、こういうの真似したらいかがでしょうか。
ただ、この企画も場内に説明書きが無かったため、最初の写真紹介タイムは3枚だけと寂しく、その後も思うほど盛り上がらなかったように見えました。

さて、何か食べるものを買わねば。
ノーサイドハヤシライス
ノーサイドハヤシライス、ごてごてだけどおいしそう。これにしようか。

完売御礼
午後1時にもなってないのにもう完売って! 酷い!

【午後1時】
ポムポムズ
ポムポムズ(350円)を購入し再び客席へ。楕円型にしたマッシュポテトを揚げたおつまみスナック。残り1860円。


神戸製鋼-リコー
予選の中では最も面白かった神鋼-リコー。2連覇中のリコーが逃げ切って1位通過。

【午後1時40分】
再び女子エキシビションマッチ。カードは同じで、選手が少し入れ替わりました。
エキシビションマッチ2回目

中村知春選手
きゃー中村さーん!(どっか別の場所でも連呼してた気がする)

【午後1時20分】
女子の試合終了。「出待ちしていいのかな、どこに行けばいいのかな(ソワソワ」とコンコースへ。
松井千士選手の短冊
メインスタンド側の入場口には七夕の笹飾りがあり、男女セブンズ日本代表選手の短冊がかかっていました。タイムリーな良企画。松井千士選手(同志社大)のを見つけた。かわいい。
来場客用の短冊もたっぷり用意されていたのですが、結ぶための紐は品切れたようで、みなさん困ってました……。

【午後2時】
出待ちの勝手がわからず、イベントタイムなのでとりあえずスタンドに戻る。

BOØWYのモノマネ芸人さん
ゲストはBOØWYのモノマネ芸人さん。だから大学生にはまず元ネタがわからないから! 両親出会う前に解散してるから!! 前述の通り客入りが悪く、チームメイトの応援に来た大学生たちが大半。「?」という感じで、寒い空気になってしまいました。

気を取り直して、メインの選手パレードに移る。

秩父宮行進曲大学生は羽目を外すこともなくジャージ姿。ちょっと照れくさそうだった。

帝京大超人ハルク(パナソニック)
超人ハルク(パナソニック)。トップリーグのチームはグッズを配布しているところも。
謎の石仏とか女装とかなすびとか(神戸製鋼)
何か変なの来た(神戸製鋼)。
謎のデモ隊(東芝)
謎のデモ隊(東芝)。
「独身貴族ともき」
アピール大事。
撮り損ねたけどヤマハ発動機にはサッカーの本田△がいたそうで、Twitterやニコ生で大人気でした。もうちょっとはじけて欲しかったかな、とも。選手たちはこれでグラウンドを一周。客席の低いバックスタンドでは、写真や握手が頼めたようです。「重選手ーカメラ目線くださーい」って言いたかったのに(やめて

パレードの後は元Whiteberryの前田由紀さんが「夏祭り」を熱唱。
前田由紀さん
……協会ウェブサイトにあったアー写とだいぶ違うくね?
てのはさておき、これもまたビミョーなチョイス。「Whiteberryだ! 懐かしい!」って喜ぶ世代がすごく狭くて、下の世代は「曲は知ってるけど……誰?」だろうし、上は「は? 夏祭りはJITTERIN’JINNだろ?」と怒り出すわけで。ハーフタイムに流してる音楽やゲストの選択に一貫性・戦略性が一切感じられず、酷いなと思いました。

午後には大型スクリーンを使ったダンスタイムやキスカムタイムを設けたのですが、これも観客に趣旨が伝わらず、これまたビミョーな空気に。そもそも想定している客層が喜んで熱烈チューを披露してくれるのか、と……。

【午後2時30分】
イベントが終わり、外のケータリングカーをのぞきに行くと、ちょうどNZオークランド州代表の選手たちがバスに乗るところ。もうすぐ日本選抜の選手も出てくる? と、隅っこで出待ち。待っているのが他に1組だけ、その方たちも選手と知り合いらしいとあって肩身が狭い。幸い、中村選手を呼び止めることができ、「写真撮らせてもらっていいですか?」と尋ねると「もちろんです」と快く応じて頂きました。自分、今日からセブンズ女子代表のファンになります(単純)。オリンピック予選も全力応援ですよこれは。

【午後2時40分】
感激に浸りながらスタンドに戻ると、霧雨が吹き付けていた。
帝京大-筑波大

ところで、試合予定表がゲートの中に無く、このあとの対戦についてのアナウンスも少なかったのは不便だなと思いました。
試合予定表
ゲートの外にはあったんだけど。メンバー表は紙で配布してたので(これも早々はけてしまったようですが)、その裏面にスケジュールと書き込み用勝敗&トーナメント表を印刷して欲しかったです。

【午後3時30分】
ポテトフライだけでは満たされないので、再びケータリングへ。

ケータリング
がっつり系のステーキ丼や軽食のホットドッグ、みかん氷もあった。
場外のテーブル
外にもテーブルがあって、スタンドを離れて一息つけます。
ローストチキンのケータリングカー
ローストチキン。これにしよう。
チキンとパエリアのセット
チキンとパエリアのセット(600円)。これにローストビーフのついたスペシャルセット(800円)は残念ながら完売。濃い味チキンとあっさりパエリアのコラボレーション。温かいし十分お腹いっぱいになる量なのも嬉しい。残り1260円。

その頃グラウンドでは、パナが京産大にボコられていた

京産大-パナソニック
パナ、何のためにこの大会に出たんだろう。

【午後5時】

流し撮り
遅刻したし途中席立ったりしてるけど、十数試合も見てるとさすがに疲れてきた。32チームトーナメント制だった頃の黒鷲の1回戦とか、みんなどうやって一日乗り切ってたんだろうか。

【午後5時20分】
カップ準決勝はリコーと帝京大という好カード
リコー-帝京大
お互い守備が良いのか、それぞれボールを持つと攻め手を考えているような間がありました。前半リードされたリコーが、後半に2トライ奪って逆転。この時点で残り13秒。コリン・ボークがボールを抱えたまま自陣に戻り時間稼ぎに入ったものの、途中の甘いパスを帝京に奪われて再逆転トライ。あんまりな幕切れにリコー応援団呆然。

【午後6時15分】

売店終了
そろそろ冷えてきたしホットワインとスナックでも買うかなと思いきや、午後6時で売店営業終了。カップ決勝の終了予定が午後7時40分なのを考えると、店たたむのが早くないかなぁ……ううう。

【午後6時40分】
一番の大所帯だった東海大。プレート決勝を前に、最前列に降りてきてずらーっと。
東海大
筑波大に勝ってプレート優勝を決めました。

【午後7時20分】
いよいよカップ決勝、帝京大-神戸製鋼。両チーム疲れはあったと思いますが、トリを飾るのにふさわしい好ゲームになりました。お互い4トライ2ゴールの24-24、神鋼ボールのスクラムとなったところで時間いっぱいのサイレン。残るは1プレー。

神鋼-帝京大、残り0:00

神戸製鋼のトライ
神鋼、つないだ!
優勝決定
表彰式
優勝おめでとう。MVP副賞の「メンズエステ1日優待券」がすごく気になるのでぜひ体験レポートお願いします。

【午後7時50分】
終了
閉幕。朝から晩までお疲れさまでした。

【ものすごくライトなラグビーファンの感想】
7人制日本一を決める「大会」としては、社会人と大学の強豪、さらに女子選抜が出場し、試合数もたくさんあるので満喫できました。ただ、この日の面白かった部分を振り返ると、ほとんどが試合に依るもので、「イベント」としての楽しさはあまり印象に残っていません。FBでの宣伝や企画メニューから考えるに、協会側はある種の”お祭り”にしたいという意図があると思うのです。悪天候で客足が遠のいたことを差し引いても、今年の様子からは「厳しいなぁ」というのが一観客としての感想です。大きく滑ったゲストだけでなく、些細な部分に滲み出ている「気の利かなさ」を自覚するところがスタートなのかな、と。
客席の会話やTwitterの投稿から、熱心なラグビーファンは2019年のことを不安視していることが伝わってきました。日本でのW杯開催を「一過性のブームにしない」どころか、「ブームにできるかどうか」すら危ぶまれているのではないでしょうか。政治力だけは飛び抜けている(らしい)ラグビー協会ですが、ギアチェンジが求められていると思います。

【あとがき】
残金1260円
結局1000円以上余ってしまった。
かにぱんとか
写真の作業のお供と、翌朝の朝食に充てました。

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