つくば新サイトから見えるチームへの不安。

リーグも終わり、各チームから新体制情報がちらほら流れてきていた4月某日、つくばが公式サイトをリニューアルしました。注目の新サイトがこれだ!!

……。
見た瞬間「ビルダーだ……」「ここだけ20世紀のインターネッツ」「Web1.0は滅びぬ! 何度でも蘇るさ!」などの台詞が頭をよぎりました。

で。
各方面からご指摘の集中砲火を浴びたようで、つくばのFBページ(※ただし公式サイトからリンク無し)にマネージャーの赤木氏名義でお詫び文が掲載されました。

……。
見た瞬間「アカン言い訳やこれ……」と思いました。

というわけで今回はつくばの新サイトの何がダメで、お詫び文の何がアカンのかを整理したいと思います。

つくばの新サイトは前述の通り、アクセスした瞬間誰もが「あ……(察し」となるデザインなのですが、問題の本質はそこではありません。
元々、つくばのサイトは10段階評価でいえば4くらいの、デザインも洗練されていないし、コンテンツも豊富とは言いがたいものでした。プレミアのパナソニック様やJT様の煌びやかなサイトとは勝負になるはずもなく、恐らくそこまでのものは誰も期待していなかったでしょう。
ただ、ここが重要なんだけど、チームの情報を発信するにあたって、他の媒体に頼り切りにせず、最低限のことは自分で告知しよう、という姿勢があったと思うのです。これがつくば旧サイトで一番評価できる、「できる限りの誠実さ」ではなかったでしょうか。

ところが今回、新サイトの内容、および新理事長発表の経緯を見ていると、どうもそれが薄れているように感じるのです。

新サイトと新理事長については、下記のような時系列をたどるようです。
3月28日 「都澤凡夫先生を偲ぶ会」の挨拶にて、娘のみどり氏が新理事長就任を表明
3月29日 茨城新聞に偲ぶ会の記事掲載、内容は未確認
4月 1日 常陽新聞に偲ぶ会の記事掲載、新理事長についても記載
4月 2日 バレーボールワールドに偲ぶ会の記事掲載、みどり氏の挨拶全文掲載
4月 9日以降? つくば新サイト切り替え

サイトの新着情報には2015年3月28日付けで「新理事長が決まり新たなスタートとなりました」と書かれていますが、この時点では新サイトに切り替わっておらず(リニューアルの正確な日付が定かでないのですが、Googleキャッシュを調べると少なくとも4月9日までは旧サイトが稼働していました)、新理事長の就任は一部マスメディアで報じられたものの、チームの公式媒体では旧サイト・FBページどちらでも告知されないまま、2週間以上が経過していたということになります。

新理事長の存在がチームにとってさほど重要でないなら、「まあ地元紙やバレーメディアも書いてくれたし、新サイトリニューアルにあわせて告知でいいか」という判断もあるかと思います。
が。
今のつくばにとって、新理事長は「さほど重要ではない」のでしょうか?
創部の父である前理事長の訃報は、1月10日に真っ先に公式サイトで告知しています。その後に就く理事長については、2週間以上置いておいてよい案件なのでしょうか。
それに新サイトを見ると、各選手スタッフよりも、新理事長に割いているスペースの方が大きく、むしろ彼女を看板として掲げているようにすら感じられます。

この辺りのちぐはぐなところに、誠実さの退潮を見てしまうのです。

さらに追い打ちをかけたのが公式ブログの最初の投稿です。
トップページにあるブログのアイコンは当初、新理事長の写真が掲載されていました(後に無くなったのでそれも「手違い」だったのかもしれませんが)。これを見た人は「新理事長のブログなんだな」と理解するでしょう(追記:ソースを見ると「代表ブログ」と書かれています)。 サイトリニューアルが「手違い」だったとしても、ブログの投稿にその過失は影響しません。新理事長の写真を貼ったアイコンの先にあるブログの第一声、それはつくばの桜の名所について触れただけの、個人の日記のような内容でした。

えええええええええ!!!!!

え、何、新サイトの新ブログで新理事長(仮定)が一番最初に書くのがそれ? 違うくない?
なんかこう、挨拶と重複してもええから今後のチーム方針とか意気込みとか書かへん?
そんでチームへの支援を呼びかけるもんちゃうの?

この時点でお詫び文は公表されていません。 (ちなみに今も公式サイトにはお詫び文が無いし、繰り返しになるけどFBへのリンクもない) チームの内部事情を知らないファンからしてみれば、何をやってるんだろうという話です。
その後2回ブログ投稿がありましたが、核となるトップチームの活動については触れられていません。今年は黒鷲の出場権も得られなかったため、リーグ終了後のチーム状況がまるっきりわからない状態が続いているわけです(追記:5月6日にイベント参加情報が投稿されました)。
前述のとおり、今年初めに創部の父が亡くなり、チームの方向性をどうするのか、再検討すべき時期が今まさに来ていると(外部の人間としては)思うのですが、何の情報も出てきていません。留萌とのつながりを紹介するのもいいのですが、それより先にやることあったんじゃなかろうか、と……。

そもそも「手違い」でサイトが不完全な状態なら元に戻そうよ、と思ってしまうわけですが。
旧サイトの新着情報で細々と積み重ねてきた、選手の入退団時の挨拶、ホームゲームイベントの告知、地域活動の紹介、そういったものにも一切アクセスできなくなりました。アーカイブの重要性については、Jリーグ公認ファンサイト「J’s GOAL」の閉鎖で今春散々話題になったわけですが、「手違い」によってつくばの歩みを振り返る資料は、保存する間も与えられず吹き飛んだわけです。

ファンの方々はおそらく、未完成のサイトを見せられていることに一番の不満を感じているわけではないのです。新理事長発表以降の、「できる限りの誠実さ」を欠いた対応にやきもきし、あるいは不安を感じているのです。

そして、お詫び文は「自分は一生懸命頑張っているけれども追いついてなくて申し訳ない」という、内向きの視点にとどまってしまっています。ファンの批判に耳を傾けて、本質にあるものを見つけ出せていないのです。そこが「アカン」のです。
ちなみにこれ、「自分は一生懸命頑張ったんだから良い企画に決まってる」って態度で反感を買いまくったVリーグ事務局とやってることはだいたい一緒でして……。

サイト管理者が一生懸命やってることはよくわかるのです。デザインが多少まずいことぐらい、ファンも目をつぶってくれるでしょう。
けれども、「発信する自分」しか見えていないのでは、今後も批判を受けたり、ファンが不安を募らせるのは避けられないこととなります。 チームを支えてくれる人の目を広く意識して、できる限り誠実に。そうあってほしいと思うのです。

っつーか、それすらできないくらい切羽詰まってんのか、という不安を抱えさせるのに十分だったわけですが……。

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