※個人の感想です。

Vチャレンジリーグ男子2014/15シーズン、リーグ戦は全試合終了しました。チャレンジマッチが残っていますが、今季の贔屓チームについての、個人の感想を。
あえて先に言い訳をするんだけど、「※個人の感想です。」てのは「ただのファンの感想に難癖つけるとか(pgr」という免責のつもりではなくて、自分からは見えない事情が山のようにあるのを承知したうえで、それでも自分が見たもの感じたことを書き残したいという意味です。

さて。

警視庁は最終順位3位でした。
この結果をどう評価するのか、結構悩ましい話でして。

もちろん、昨季の優勝という実績や、チームが掲げていた目標、リーグ最終戦の立ち位置から考えれば、チャレンジマッチにも出場できなかったこの結果はただただ悔しいし、おそらくチームにとっても不本意だったでしょう。試合後の選手たちの表情からも、納得していない様子がうかがえました。
ただ、シーズン前の各大会での様子を見ていれば、最終日まで優勝争いの中心にいられたのはむしろ上出来だった、と言えなくもないわけで。

昨季が終わってから何をやってたかといえば、「松本・石川のいないチームを作ろうとしたけど結局断念した」。
ベテラン抜きで戦える状態にできなかったのが、最後の最後で致命傷になったのが今季だったんじゃないか、という気がする。

リベロに関しては正直「いしかわたすけて」ただそれだけの話だったので、完璧過ぎた昨季と比べてどうしても見劣りしてしまうとはいえど、及第点の仕事を彼にしてもらう以外なかった。だから別に(おそらく本人以外)誰も悩んではいなかった。
問題だったのは中村の対角に入るサイド。松本という、指揮官にとって実績と安心感のある選手がいたことで、どうしても采配が守りに傾きやすくなってしまったことは否めない。
それでも、シーズン序盤の布陣を見るに、監督は小川に期待していたのだとは思う。ただ、石川が本調子じゃない+中道のトスがぶれるという状態で、しかも小川自身がぴりっとしない。攻守ともに目立つミスをやってしまう。長年、どうしようもないボールを何とか捌いてきた松本に託したくなる、監督の気持ちも理解できた。

潮目が変わったのは年明けの日野。松本が試合中に負傷退場してしまい、小川を出すしかなくなる(あの時何を思ってまず平林に代えたのか、そこは一度聞いてみたい)。その頃には石川・中道が復調していて、小川が持っている力を出せるようになった。今の松本にはない、若手らしい魅力をその後の8試合で十分発揮したと思うのです。チャンスをもらった彼は結果を出した。

出したのだけど。

つくば、富士通、大分三好の3連戦。監督の選択は松本だった。
つくば戦は松本だって(数字見る限り)結果を出してる。だから富士通戦も起用した。富士通が自滅したとはいえ、そのまま次の日もスタメンだったところまでは、わからなくもない選択だった。
大分三好戦の松本はもう限界だった。どう見ても動けていなかったし、イージーなミスもあった。小川がやってれば一発退場のようなプレーが続いた。第3セット終盤オンテレを連続ブロックしたのは彼だけれど、何故その窮地に追い込まれたのか、そしてセットポイントをつかみきれなかったのか。

そこでフロアにいるおのおのが何を考えたのか、観客席からはわからないんだけど。

指揮官は優勝を逃してやっと動いた。裏を返せば、それほどにこだわっていたということでもある。松本があのコートに立っている、そこまでの経緯を振り返ってみれば、その痛切さは傍観者の自分にも伝わってくる。上手く表現できないんだけど、監督が期待したことが現実に起こっていれば、それはとても美しい結末だったと思うのです。
けれども、今季の警視庁は強くなかった。感傷を抱えたまま戦えるほどの力はなかった。勝つことに対して冷酷にならないといけない、ギリギリの状態だった。だから勝てなかった。

優勝できなかった、チャレンジマッチに行けなかったのももちろん悔しい。
ああいう形で逃してしまったのも悔しい。
それに加えて、功労者をこんな状況に追い込むことになったのが悔しいし、悲しい。

シーズン最終戦はそういう試合だった。


あと、悔しい記憶がもう一つ。
11/23のヴェルディ戦、第4セットで中道が迷ったあげくツーを打ってアウトにした場面。獲れそうだったセットを失い、敗れることになったワンプレー。
中道が「元アタッカーの実力を思い知るがいい!!」みたいなタイプだったら端から諦めもついたんだけど、セッターになってからは極力ツーを打たない(レシーブが乱れて仕方なしに打つのがほとんど)、アタッカーにボールを託す選手なだけに、そこは焦らずにいて欲しかった。

ちょっと暗い話になってしまったけれど。
長いシーズン、嬉しかったことももちろんたくさんあってですね、それこそ書ききれないくらい。
特に年明けからの連勝。チーム全体が上手く回った試合って、実は少なかったんじゃないかなと。紙一重で星を落としそうな試合もいくつかあった。それでも、土俵際から逆転していく姿にどれほど心が震えたか。それぞれ緊張したり焦ったりしながらも、いざというとき誰も引かなかったし諦めなかったと思うのです。贅沢を言えば昨季のように、そう簡単に追い詰められないくらいの強さがあって欲しかったけれども、こういう逆転劇は今季でないと見られなかった。だからなおさら印象深い。

個々の選手で言うと、大きいのはやっぱり小川の成長が見られたこと。シーズン前と序盤は物足りなかったけど、後半チャンスをもらった時のギラついた感じは、人手不足故に競争原理がなかなか働かないこのチームで、しばらく見られなかったもの。稲城のトヨペ戦で控え選手らに囲まれた中では、「俺がしっかりしないと」という雰囲気すらあった。伸びしろはもっとあるだろうし、細かいところが雑でミスが悪目立ちしやすいのと、試合中コート外にちょっかいかけてしまう素行不良なところをもう少し修正してくれればと思うけど、後者はまあ無理かなぁ……。

ご存じの通り自分は中村をとても贔屓目で見ていてですね。昨季サイドを任されて、期待以上のプレーをやってのけたことに大変感激していたのですが。バレーにも「2年目のジンクス」のようなものはあって、各チームからマークされるであろう今季は苦労するんじゃないかと思っていたのですが。
あの選手、すごいですね。エースとして完全に一本立ちしたとまでは言い切れないにせよ、チームの大黒柱と呼ぶに相応しい存在になった。「超えていく」姿を何度も見た。日野のつくば戦の第5セット、マッチポイントを握られてから、中道が躊躇なく中村にトスを上げ続けたこと。期待に応えて獲らなければならない点を叩き出したこと(金丸が絶妙なフォローをしたのも流石だった)。一人の選手に注目する面白さってこういうことなんだな、と実感しました。

石川の復帰でリベロの控えに回ることになった佐藤が、ピンチサーバーとして最終戦、チームの窮地を救ったのも忘れがたい場面です。シーズン当初は「石川がいるし」と言わんばかりに、自身が試合に出ることを想定してなかったように見えたのですが、松本の離脱をきっかけにピンサに。松本復帰でどうなるか注目していましたが、監督は出番のないセカンドリベロには戻さなかった(トヨペ戦は久々リベロ登録でしたが、あれは逆に例外でしょう)。コートに送り出す選手として計算されていた。その過程がただ純粋に嬉しかった。

通知簿をつける係ではないで、各選手の話はこの辺りで切り上げるとして。

ここ数年課題になり続けてる「人手不足」の解消のめどは立たないままで、この先どうするのか心配は絶えないのだけれど。このチームの試合を追っていて、上手いとか下手だとか良いとか悪いとかそういうのは置いておいて、己にとってとにかく楽しいのは間違いないので、飽きるまでは試合に足を運びたいなと思いました。

そんな2014/15シーズンでした。

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