チャレンジ2がよくわからない件。

※2015.05.28追記:準加盟規程が全面改定され、提示した疑問点については一応解決しました。詳しくは「チャレンジ2がよくわからない件(2回目)。」で。

Vリーグは4日、チャレンジリーグ2(機種依存文字を使いたくないので算用数字でいきます)の参戦チームの一部を発表しました。「準加盟内定」として男女各3チームの参戦を認めるとのこと。これに加えて現チャレンジリーグから降格する男子4チーム、女子2チームを加えて新チャレンジ2としてスタートする、と書かれています。

で。発表文を読むうちに、だんだんチャレンジ2の実態がよくわからなくなってきました。
頭を整理するために、疑問点と考えられることをつらつら書いていこうと思います。
前提として、自分はチャレンジ以外のリーグ・チーム事情に疎いです。初歩的なところを勘違いしているかもしれませんが、その際はご指摘頂けると助かります。

1)結局、準加盟のままなの?

チャレンジリーグ再編成のお知らせを読むと、確かに「準加盟チームに門戸を広げてリーグを構成」とあるだけです。「準加盟を加盟チームにする」とは一言も書かれていません。しかし「チャレンジリーグを再編」するのだから、現チャレンジと同じ基準で運営する、つまり参加チームはVリーグに正式入社=加盟すると、自分は思い込んでいました。
ところが今回のリリースを読むと、「Vリーグ機構準加盟チームとして正式加入」と書かれており、ロゴも加盟チームとは別の水色のものを使うよう決めています。

男子の3チームと女子の浜松は、既に「準加盟」として承認されています。けれども、今回のリリースではこの4チームも含めて「準加盟加入が内定したチーム」と書かれています。
……うーん、意味がわからない。
既に準加盟なんだよね? 今回は何に内定したの?
・準加盟(でVリーグ)加入が内定したチームの意(でもリーグには「参戦」って単語使ってますよね?
・これまでの準加盟とは違う、新準加盟制度が今ここで始まっている(リリースの文面読む限りこれが一番可能性高そう
・準加盟”承認”と準加盟”加入”は別もの(しかし結局何が違うんだ。
・リリース書いた人が仕組みを理解していない
・リリース書いた人の表現能力の不備

何にせよ準加盟は準加盟のまま、ということは確実のようです。
そうするとつまり、昨季埼玉やトヨタ自動車が「正式入社」として現チャレンジに参戦したのと、今回のチャレンジ2参戦は別の次元の話である、と言わざるを得ないわけです。恐らく支払うお金や審査の基準も違います。
それを「チャレンジリーグ再編」と称して、さも同じリーグで門戸を広げただけですよという顔をしているリーグに対し、非常に不信感を覚えるのです。

2)正式入社組と準加盟組で待遇は違うの?

チャレンジ2は準加盟組と、現チャレンジから降格するチームで構成されることになります。降格組は全て、Vリーグ機構に正式入社した社員となっています。
チャレンジ2は今までになかった、正式入社組と準加盟組が混在するリーグとなります。

Vリーグは年会費規程などの資料を公表していませんが、リーグ参加にあたってプレミアのチームは300万円、チャレンジは100万円程度が課されているようです(兵庫の決算資料の事業費の諸会費から推測)。チャレンジ2はチャレンジ1より減額されると思われます。準加盟は現規程で「年会費5万円」と書かれていますが、リーグ参戦にあたって上積みされるでしょう。

で。
正式入社組と準加盟組で、チャレンジ2参戦にかかるお金は違ってくるのか? という疑問が。
仮に「同じリーグだからどのチームも一緒ですよ」とした場合。
同じ額を払い同じリーグで戦うのに、準加盟組は「Vリーグのロゴは使ってはいけない」などの細かい制約がかかります。
逆に「正式入社してるんだから多く支払って」とした場合。
同じリーグで戦い、これといって手厚い支援をもらえるわけでもないのに、出て行くお金は多くなります。
どちらにしても、お互い不公平を感じるのではないでしょうか。
正式入社組には多く払ってもらい、その分補助金的なものを多く返すことで調整するような気がしますが、準加盟のまま参戦させる難しさが、こういうところで出てくるのではないかと思います。

3)プレステージ・インターナショナルは準加盟の条件を満たしているの?

これは女子の方ですが、加盟発表の3チームの中に初めて聞く名前がありました。
山形県酒田市を本拠とする「プレステージ・インターナショナル」です。本社は東京で、山形にも拠点があるビジネス・プロセス・アウトソーシングの会社とのこと。
昨年8月、山形に女子バレー、秋田に女子バスケのチームを創設すると発表し、女子バレーチームについては2015年4月に活動を開始する予定としています。選手の加入情報も地元紙で報じられています。

それではここで現在の準加盟規程を見てみましょう。

第2条〔準加盟の条件〕
準加盟するチームは、次の条件を満たさなければならない。
(1)将来、Vリーグ機構の社員として入社を目指す意思を持つチームであること。
(2)前号のチームの意思を、当該チームの所属する都道府県バレーボール協会が承認、支 援していること。
(3)継続的に存続し活動しているチームであること
継続的に存続するとは次の条件を持って判定する。
1)株式会社、社団法人、財団法人、特定非営利活動法人などの法人格を自身が持っているか法人格に所属するチームとして活動している、または申請準備中でその 許可承認の可能性が高いこと
2)チームの運営等に関する規程とすべての選手に適用される規程を持っていること 大会の都度チームを編成しているものは、継続的に存続し活動しているとは見做さない。
(4)現に都道府県バレーボール協会および日本バレーボール協会に加盟し、天皇杯・皇后 杯全日本バレーボール選手権(予選会を含む)あるいは、加盟する全国連盟が主催する全国規模の大会に出場するなどの活動の実績があること。

まず「(3)継続的に存続し活動しているチームであること」。プレステージは4月に活動開始予定ですが、現時点では発足していません。継続的に活動、存続していません。ばかやろう、始まってすらいねーよ、というやつです。
継続的の条件がその下に書かれていて、「申請中で許可承認の可能性が高いならOKだろ」との反論があるかもしれませんが、この項目は法人格を有するか法人格に所属することを求めるものであって、申請中云々は「法人格」にかかることは自明です。チームが始まる、始まらないの話ではありません。
たとえ(3)を詭弁でOKとしたとしても、(4)で引っかかります。現時点での実績は何もないわけです。
つまり、準加盟の条件を満たしているとは言えません。

新しいチームができることは喜ばしいですし、それを支援する姿勢を見せるのは、バレーの普及という観点では正しいことだと思います。しかしその思いは別として、自分たちの決めた規約に則りきちんと審査すること、これは守らねばならない線です。何らかの事情で特例を認める場合、それを平常よりも手厚く説明せねばなりません。時と場合によって変わるような審査を繰り返せばリーグの信頼も失われ、それは将来のバレーに打撃を与えることになります。
(実際こういうの見ると「準加盟ってその程度なんだー」としか思えないし)
っていうかさ、残波の件、ちゃんと反省したの?

以下、筆者の想像ですが。山形と言えば当然パイオニアを思い出すわけで、何だかんだ言いくるめてあのチームの後継としてゴーサインを出したという感じがひしひしと。
でもさ、「後継者だからおkおk」と言ってV1参加を認めた近畿クラブが今どういう状況か、きちんと把握してる?

ここまで書いてみて、別の大きな疑問が浮かんできました。

既に降格の決まっているチームは、このVリーグを選ぶのか? と。

選手がバレーを楽しみ、地域に貢献し、競技普及の一助となること。
これはVリーグという大きな看板があった方が、間違いなくやりやすいです。
ただ、無くてもできないことはありません。

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