【今年もやっぱり】2014年Vチャレンジ男子10大ニュース【勝手に決めた】

2014年ももうすぐ終わります。
一昨年昨年に引き続き、今年も勝手にVチャレンジリーグ男子の10大ニュースを選定しました。

1位 セッターいなくても勝てます 警視庁15季目の初優勝
引き続き本業セッター不在につき、虎の子のメータージャンパーWSを ま た セッターにコンバートした警視庁が、混戦の2013/14シーズンを制して初優勝を飾る。
今季の成績がかなりアレなので悩みましたが、コンバート大成功の意外性と古参初優勝の2点を評価して今年のトップとしました。それにしても未だに「よく勝てたね」以外の感想が出てこない。元々、ある種才能の無駄遣いなチームだったけど、それがやっとチームとしてかみ合った結果だったのかなぁ。チャレマのボロ負けで限界も見えたんだが……。

2位 歴史にその名を刻め! 東京トヨペット34連敗(継続中)
2013/14シーズンを全敗で終えてしまった東京トヨペット。2014/15シーズンも未だ勝ち星無しで、ついにリーグ歴代2位だった28連敗(トヨタ自動車 1999~2000年)を越えてしまう。リーグワーストの41連敗(新日鐵化学 1992・1995~1996年)に向かう歩みは止まるのか。
どちらかと言えば来年用のネタなんだけど、己が来年もこれを書く保証が無いのでさっさと載せます。今後のトヨペのスケジュールと新日鐵化学の連敗記録の一覧表はこちら。新日鐵化学は自動昇格制度の負の部分を端的に表していたのだけど、トヨペのこれもリーグの問題点があぶり出されてるなと……。トヨペがんばれ。

3位 おいでませチャレンジリーグ 埼玉が新加入
V準加盟チームだった埼玉が、9月の社員総会でチャレンジ参戦を承認される。男子チームの新加入は2008/09のきんでん・東京トヨペット以来6シーズンぶり。
参戦内定が発表されて以後、国体ブロック予選でつくば主体の茨城を破って本戦出場するなど、シーズン前から注目を集めました。リーグでも2戦目で早々と初勝利。今後台風の目になれるのか気になるところ。どの辺が強みなのか正直よくわからないのだけど、そういや昔々の警視庁がこんなチームだったかなぁとしみじみ思い出したり。オポジット(というか茂木)にもっと打たせると良いと思うよ!
しかし埼玉の昇格そのものより、「今季は昇格が無いと言われたのでモチベーションが上がりません(プンスコ」と記述していた準加盟チーム関係者がいたり、「来季からチャレンジリーグは2分割されるんです」と記述していたチャレチーム関係者がいたりと、昇格とリーグ方式を巡るファンに見えない部分の攻防が非常に活発のようで、マジでいい加減にして欲しい。

4位 Vリーグ事務局仕事しろ
Vリーグ事務局の広報発信能力が著しく低いことが露呈し、チャレ男子関連では「今週の見どころ」で無視される、書いた内容が公平性に欠く、配信前の校閲ができていないなどの被害が確認された。
今年のVリーグ事務局、最後の最後まで「お仕事頑張る私が主役の物語☆」に引き籠もったままだったなー。何をやっても見事なくらいチームも選手もファンも不在だったなー。既存ファンの顰蹙を買ってる時点で十分駄目なんだけど、見どころ一つ満足に書けずして、リーグの魅力がバレー界の外にどうやって伝わるのかと。

5位 そしてスターの去りし後… つくば・加藤が引退
「Vチャレといえば加藤のいるつくば!」と言わんばかりにピンスポットを浴びてきた、元全日本の加藤陽一が2013/14シーズン終了後に現役引退を表明。セレモニーやイベントが催され、多くのファンがその長い現役生活を労った。
引退を表明して、ファンが最後のプレーを見たりイベントに参加したりできるようにしたのは、さすがつくばでさすがスター選手だな、という感想。プレチャレ問わず、大規模なイベントをしないにしたってこの姿勢は見習って欲しい。
で。「加藤の去ったつくば」から何を見いだすかが、広義のバレーメディア(つまりバレーの魅力を発信する全ての人)のセンスの見せどころなんだけど、Vリーグ事務局や月バレ編集部などの大手は早くも「知らない選手ばっかりで興味なーし!」と言い切らんばかりの態度で絶望とともに佇んでいる。そしてつくばの側も、カレンダー企画の顚末を見ていると、何かが上手く回らなくなっているように感じられて少し心配。”Vチャレの優等生”つくばの明日はどっちだ。

6位 か つ た 監 督 現 役 復 帰
2014/15シーズン開幕前夜の11月7日、富士通が内定選手4人を選手登録してファンが喜びかけたところ、「え、よく見たら 7 勝田祥平 って何」との衝撃が全部を吹き飛ばしてしまう事態が発生する。これで「代打俺!」の可能性がある監督は新任の大分三好・小川、つくば・菊池とあわせて5人(注)に増えた。
かつた監督「交代! 不調の田中に代えてWS俺!」→ファン「一緒や! 代えても!」のコンボを期待していますが、やらんだろなかつたさんのことだし。
(注:あと2人は東京ヴェルディ・山中と東京トヨペット・新妻)

7位 サーモンピンクの魂は不滅 大量引退でも全く揺るぎないきんでん
山原や塩や山下ら、Vチャレ昇格後のきんでんを支えてきたベテラン・中堅選手9人が、2013/14シーズン終了後に引退した。
「おちゃらけ隊長の塩も引退したし、多少チームカラー変わっちゃうかな……」としんみりした思いを抱きながら2014/15シーズン開幕戦を見に行ったのですが、何も変わらなさすぎて逆に驚くレベルだった。近クラではクールに見えた岡本まで完璧に染まってたんだけどあれ何なの、どうやって洗脳してるの。

8位 監督二転三転、近畿クラブの運営は大丈夫なのか
月バレ9月号で浦田範夫前監督が「病気療養のためチームを離れる」ため、後任に元コーチだった山本雅史氏の就任を発表した近畿クラブ。チーム一新を高らかに宣言したが、2カ月後には山本氏が「社業の関係でリーグ戦参戦が難しくなり辞退した」と告知。最終的に森博之部長が兼任することに。一方、浦田前監督は2014/15シーズン、大同特殊鋼のアナリストに就任した。
二転三転言うほどでもないか。実質梶野兄がプレイングマネージャーをやってるようなものという理解だったけど、引き受け手いない感が漂っててなんというか。

9位 東京ヴェルディのTwitter攻勢
昨年に続いて更なる広がりを見せるチーム・選手のSNS活用。2013/14シーズン終了後、東京ヴェルディの選手がTwitterで新規にアカウントを取ったりROM専から発信に切り替えたり鍵を外したりと、積極的にファンと交流する方向に動き出した。
元々本名でTwitterやってる選手もちらほらいたけど、なんかチームとしてアクセル踏んだよねという印象を受けた今年のヴェルディ。まあ色々落とし穴もあるんだけど、上手く利用できればいいなと思います。
ところでSNSでの交流といえば、昨季は兵庫の独走状態だったようにお見受けしたのですが、今季はどうも影が薄い気がする。SNSとは直接関係ないけどシーズンオフには致命的なうっかりもあったし、今季に成長を見せられるかにかかってると思うのだがさて。

10位 トヨタ自動車、若さでブレイクなるか
U22編成という若さ溢れすぎな布陣で2013/14シーズン8位に浮上したトヨタ自動車。2014/15シーズンも富士通から初勝利を挙げるなど勢いの良さをアピール、2003年の第5回V1以来の好成績なるか。
……って書いた直後に2連敗しちゃったんだよな……orz しかも第5回V1の自動車って1巡目余裕の全勝だったんだよな(ポイント制で言うと7試合で20)……。というのはさておき、今季一目おかれる存在になったのは間違いなし。最後までのびのびした雰囲気が失われないよう祈りたい。

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